アメリカの飛行場で後ろから声をかけられた。
“Oh, you’ve been to Sturgis?”
それはパイロットだった。
自分の着ていたこのHarley T-shirtを見て声をかけてきたのだ。

Sturgisというのは1年に1度、世界中のハーレー乗りが集まるSturgis Rallyというイベントが行われるサウスダコタ州にある小さな街の名前だ。おそらく、彼もハーレー乗りなのだろ、それで声をかけてくれたのだ。
“Yeah”
“How was it?”
“It’s the greatest adventure.”
言ってみれば、それだけのことなのだが、うれしくなった。
そう、実は、多くのハーレーライダーが走って行った先のHarley dealer T-shirtsを集めている。州ごと・街ごとのデザインを集め、走った証として残すという行為が、ごく自然な楽しみ方として定着しているのだ。これは単なるファッションではなく、“Where have you ridden?”(どこを走ってきた?)を語るための「記録」という意味合いが強い。つまり、アメリカには「ハーレーディーラーオリジナルTシャツを集める文化」、「この場所まで走ってきた」という物語を大切にする文化があると言える。
ハーレー仲間のPatが教えてくれた。
“Harley dealer T-shirts are not just souvenirs — they’re stories you can wear.”
それ以来、Patへの手土産はHarley dealer T-shirtsになった。


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