自動運転車についての自由英作問題で、
生徒は頭の中に、こんな日本語が浮かんできたといいます。
「自動運転車は社会にたくさんの影響を与えると思います。良いところ一つは、寝てても、行きたいところへ行けるということです。」
そこで、
Self-driving cars have many effects on our society.
英検2級にも合格しているので、良い書き出しです。
An advantage is that while a driver is sleeping, he can visit wherever he want to go to.
この文を見て、まず気づく、文法的におかしいところ
he can visit wherever he want to go to. ←ここです。
Wherever は複合関係副詞なので go to の to をつけてはいけません。
そうすれば文法的におかしいところはなくなります。
【ここで先生の出番です♪】
ところがです、このままの英語だと…
「寝ている間に、どこでも行きたいところに行ける」って、
え?夢の世界での話ですか?と勘違いされてしまします。
おそらく、生徒がいいたかったことは
「寝ちゃったとしても目的地に到着できます。」だと思うので visitではなく、reachを使い、「どこへでも」ではなく「目的地」とします。
Even if a driver falls asleep, he can reach the destination.
これで正確に伝わります。
さらに、
寝ていて到着できるのは、車のおかげなので、
Even if a driver falls asleep, the car can reach the destination.
とすれば、自動運転車の持つすぐれた能力をさらりと表現できます。
「文法的に合ってる」から、ひとつ上のレベルのお話でした。
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