狼を信じた頃 – books

落合信彦さんがお亡くなりになりました。

「ブタになるな。狼になれ!!」

若い頃、強く胸に刺さった言葉です。
ベストセラー『狼たちへの伝言』の一節でした。
当時の自分が、線を引きながら読んでいた箇所を、
久しぶりに読み返してみました。

・小利口に生きることを捨て、大きなバカとして生きれば、世の中はどんなにおもしろいことか。

 ・感性はどの時代においても流動的でなければいけない。

 ・戦争はいつだって老人が始め、若者が犠牲になる。

 40年経っても、
人間は同じところで立ち止まり、
同じことに悩み続けているようにも思えます。

気づけば自分自身も、
「叱られる側」ではなく「叱る側」の年齢になりました。
今あらためて落合さんの言葉を読むと、
それは若者向けの檄文というより、
自分の人生を点検するためのチェックリストのように感じられます。

・極限からの努力で差がつく
・精神的なドスを持て!
・卑怯な評論家になるな!
・偉大なる凡人になれ!
・オプティミストであれ!
・80歳でも現役

これらは 2001年に出版された
10年後の自分が見えるヤツ。1年後の自分も見えないヤツ』からですが、
教育について、こんな言葉もありました。

・「みんなと同じです」と言うことが、価値だと教えられてきた日本の教育への違和感。(※全文は最後に載せておきます)

 息子さんである落合陽一さんの活躍を見ると、
この言葉が単なる挑発ではなかったこともわかります。

 「もっと叱ってほしい」

そう思わせてくれる存在が、
また一人いなくなりました。

謹んで、ご冥福をお祈りします。

 

 

これまでshiny side up -ZINE
書いてきたことをまとめていると、
「時代の正解」を、無意識に信じてしまう怖さ
を感じています。
そして、言語化することで、
自分自身の「思想の年輪」が一本増えた気がします。

 

最後に、落合さんの名言を
ストレートに味わってみてください。

・「男にとって大事なのは目的を持つこと。それに加えて、きちんとした思考を持つ。そうすれば、夢も金も、名前も実力も、女さえも手に入れることができる。」

 ・小利口に生きることを捨て、大きなバカとして生きれば、世の中はどんなにおもしろいことか、退屈しないか。それだけを伝えたくて、オレなりの人生論を出すことにした。(1988年秋)

 ・日本人はこれがわからないから、…中略…あくまで情緒的に事を理解しようとしちゃう。

 ・日本に新聞はどうだ。…中略…どうでもいいコップのなかの嵐が、堂々と一面で展開されている。

 ・男はケンカが強くなければどうしようもない。とオレは思う。精神的な強さなんてのも、しょせんは肉体的な強さに裏うちされたものだ。

 ・アメリカ人のジョークに、世界にありえないものが4つある、というのがある。ひとつはドイツ人のコメディアン、ふたつめがイギリス人の音楽家、三つめがアメリカ人の哲学者で、四つめが日本人のプレーボーイ、だ。

 ・かのジョンウェインが、「自分がアメリカを愛しているのは、この酒があるからだ」といったワイルド・ターキーを、オレは愛飲している。

 ・オレなら、エスキモーにだって冷蔵庫を売りつけてやる。

 ・アメリカは多様な人種が混じり合って、上手くそのベストを引き出している国だと思う。

 ・若いときにはえてして、いま信じていることが絶対で、最高だと錯覚する傾向にある。もうこれ以上はないとも考えてしまう。だから、他人の意見は聞けなくなる。…中略…いきおい極端になってしまうのだ。

 ・感性はどの時代においても流動的でなければいけない。

 まず民族の違い、人種の違いを認識することを抜きにして世界は、地球は語れない。

 ・国際的とはなにか、国際人とはなにか、と聞かれるが、オレはひとつにスケールの大きさだと考える。もっといえば、なにに対しても立ち向かっていける批判的な目と寛容な心。つまり、その人間のキャパシティーの広さだ。

 ・「祖にして野だが卑ではない。」それこそ国際人としての第一歩なのである。

 ・「これからは加点主義の時代になる。みんな横並びの一直線で育てられてきた。だから外国から帰ってくる人僕の息子の1人もそうなんだけども、やはりものすごく違和感を感じるわけ。クラスで手を上げて何かを言うと、みんなの考えと違うって。アメリカだったらみんなの考えと違うからいいんだ。『わたしもみんなと同じです』と言ったら、『お前、バカだ』って言われるわけ。中略学校で無意識のうちに植え付けられたいい子でいよう” ”チームワーク” ”協調性、これ全部弱いものの言い訳なんだ。

 

 

 

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この記事を書いた人

“An English teacher’s insight × Harley and American culture × a life shared around sweets. What I’m doing on this website is not decluttering, but a redesign for the next ten years.”

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