イルカの生態

「イルカの生態」に関する大学入試問題からです。

ノーマルスピード→1・5倍速→ノーマルスピード→質問→解答・解説で音声は流れます。

動物ネタはよく出典されますし、同じ地球に住む生き物として知っておきましょうよ。

全訳

イルカについて知っておくべき魅力的なことはたくさんあります。そのひとつは、呼吸の仕方です。エラで呼吸する魚とは対照的に、イルカは肺で呼吸します。したがって、イルカは長い時間水中に留まることができません。息が苦しくなると、水面に出て呼吸しなければなりません。イルカの噴気孔には、穴を開閉する皮膚の弁が備わっています。イルカは1回の呼吸で大量の空気を取り込むことができるため、長時間息を止めることができます。

もうひとつ興味深いのは、イルカの睡眠方法です。これも呼吸と関係があります。人間は眠っている間も無意識に呼吸できますが、イルカはひと呼吸ごとに意識する必要があります。そのためイルカは、脳の半分を休ませて眠ります。もう半分の脳は低いレベルで覚醒状態を保ちます。イルカは約2時間ごとに、この半球を切り替えながら眠ります。

呼吸の必要性とは別に、イルカは捕食者にも注意しなければなりません。脳の半分を警戒状態に保つことで、敵が近づいたときにすぐに逃げられるよう常に耳を澄ませていられるのです。

さらにイルカは眠っている間でも、反響定位(エコーロケーション)の能力を使って周囲の環境を把握できます。イルカは音に非常に敏感なので、周囲の環境を騒音から守ることがとても重要です。また、イルカには十分な空間も必要ですから、狭い水槽や檻に閉じ込めてはいけません。

 

 

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